専門外来のご案内
専門外来のご案内

当院では、日常的な症状から専門的な判断が必要な状態まで対応する「専門外来」を設けています。
「救急ではないが受診すべきか迷う」「何科に行けばよいかわからない」「症状が長引いている」といった方におすすめです。
症状の背景を丁寧に評価し、必要な検査や治療へ適切につなぎます。
片頭痛は強い痛みや吐き気、光・音への過敏を伴い、日常生活に支障をきたす慢性疾患です。現在は治療法が進歩し、「頭痛を減らす」予防も可能になっています。
以下に当てはまるほど片頭痛の可能性があります。
気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。
近年、片頭痛は「三叉神経血管説」に基づいて説明されます。前兆(閃輝暗点など)は、大脳皮質をゆっくり広がる電気的な変化(CSD)によって起こり、これが三叉神経を刺激して発作の引き金になると考えられています。
刺激を受けた硬膜では、血管を広げたり痛みを引き起こす物質が放出され、頭痛が生じます。中でもCGRPという物質が重要で、血管拡張や炎症を引き起こし、痛みを強めます。
治療では、この仕組みに応じた薬を使用します。トリプタンは三叉神経の刺激を抑え、抗CGRP製剤は発作の予防に効果を発揮します。また、NSAIDs(一般的な鎮痛薬)は炎症物質の産生を抑えることで痛みを和らげます。
患者様の頭痛の頻度やライフスタイルに合わせ、主に2つのアプローチで治療を行います。
生活習慣や環境など、さまざまな要因が重なって頭痛が起こります。ご自身のトリガーを把握することも重要です。
| カテゴリー | 主な増悪因子・誘発因子 | 備考・メカニズム |
|---|---|---|
| 環境要因 | 天候の変化(気圧の低下など)、温度変化 | 気圧変化による自律神経の乱れや血管拡張が関与。 |
| 強い光、まぶしさ | 太陽光、パソコンやスマートフォンの画面、フラッシュなど。 | |
| 強いにおい | 香水、タバコ、特定の食品のにおいなどによる嗅覚刺激。 | |
| 大きな音、騒音 | 聴覚刺激が脳の過敏性を高める。 | |
| 精神・身体的要因 | 精神的ストレス | ストレスの最中だけでなく、ストレスから解放された時(週末など)に副交感神経が優位になり血管が拡張して発症しやすい。 |
| 睡眠の乱れ | 睡眠不足、または寝過ぎ(休日の寝坊など)の両方が誘発因子となる。 | |
| 過度な疲労、激しい運動 | 身体的ストレスによる誘発。 | |
| 内分泌要因 | 女性ホルモンの変動 | エストロゲンの急激な低下が関与。月経の1〜2日前から月経の最初の数日にかけて起こりやすい(月経関連片頭痛)。 |
| 食生活 | アルコール | 特に赤ワイン(ポリフェノールやヒスタミンが血管を拡張)。 |
| 特定の食品成分 | チラミン(熟成チーズなど)、亜硝酸塩(ハム、ソーセージなど)、グルタミン酸ナトリウム(化学調味料)。 | |
| カフェインの離脱 | 日常的に多量摂取しているカフェインが切れた際の血管拡張。 | |
| 空腹(低血糖)、脱水 | 朝食を抜く、過度なダイエットなどによる血糖値の低下。 |
最近の出来事を忘れやすく、同じことを繰り返す、物忘れが増えるなどが特徴です。進行抑制の薬物治療が可能で、早期治療が重要です。
幻視や動きにくさ、調子の波が特徴です。記憶障害よりも、見えないものが見える・転びやすいなどの症状で気づくことがあります。
記憶よりも性格や行動の変化が目立ちます。怒りっぽくなる、同じ行動を繰り返すなどの特徴があります。
ご本人が症状を自覚していないことも多いため、ご家族からの情報が重要です。可能な限り同席をお願いいたします。また、診断や治療は段階的に行う場合がありますので、継続的な受診をご検討ください。
「もしかして、てんかん?どこにかかったらいい?」
「てんかんと診断されたが通院先に困っている」
当院では、診断から内服治療、発作時の対応、生活指導、専門施設との連携まで一貫して対応します。てんかんは脳の電気的な乱れにより発作を繰り返す病気ですが、適切な治療で多くの方が日常生活を維持できます。不安な症状があればお気軽にご相談ください。
MRIや脳波検査を用いて、脳卒中や腫瘍など背景となる原因を評価します。
発作時や重積状態など緊急時にも、適切な初期対応とサポートを行います。
抗てんかん薬を中心に、年齢・生活環境に応じた治療を行い、必要時は専門施設へ紹介します。
発作時の状況は重要な手がかりです。可能であれば動画の記録をご持参ください(安全確保を最優先)。また、お薬手帳もご持参ください。
てんかんは継続的な管理が重要です。当院では患者様とご家族を継続的にサポートします。
高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病は、症状がほとんどないまま進行することが多い疾患です。
その一方で、適切な管理ができていない場合、将来的に心臓・脳・腎臓などに大きな負担をかける可能性があります。
生活習慣病外来では、
といった方を対象に、無理のない継続可能な治療方針を一緒に考えます。
「症状がないから大丈夫」ではなく、今の状態を正しく把握することが、脳をふくめた将来の健康を守る第一歩です。
「自分の意思とは関係なく顔がピクピク動く(顔面けいれん)」
「脳卒中の後遺症で手足がつっぱる(痙縮)」
「脳の病気でよだれが気になる(慢性流涎)」
このような症状に対し、当院では保険適用の「ボツリヌス治療」を行っています。筋肉の過剰な緊張を和らげ、けいれんやつっぱりを改善する治療です。(※美容目的ではありません)
目の周りのピクつきや、まぶたが開けにくいなどの症状に有効です。
手足のつっぱりを和らげ、日常動作や介護負担の軽減、リハビリの促進につながります。
首の筋肉の異常な緊張により、頭が傾く・痛みが出る症状に対応します。
唾液分泌を抑え、よだれのコントロールを行います(保険適用)。
MRIなどで原因を評価し、適切な治療方針を判断します。
注射は数分程度で、入院の必要はありません。
診察・検査後、原因となる筋肉へ注射を行います。効果は数日で現れ、1~2週間で安定し、約3~4ヶ月持続します。症状に応じて定期的な治療を行います。
薬剤量や部位により異なりますが、保険診療(1~3割負担)となります。詳しくはお問い合わせください。
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