救急科の症状
救急科の症状

救急科では、突然起こったケガや体調不良など、原因がはっきりしない症状にも幅広く対応しています。「どの診療科に行けばいいかわからない」「今すぐ診てもらうべきか迷う」「脳外科なのかどうか分からないけどとにかく診てほしい」といった場合にも、まずは救急科にご相談ください。
頭部外傷は日常生活で誰にでも起こりうるもので、直後に症状がなくても、後から脳内出血などの重大な異常が現れることがあります(遅発性症状)。当院では脳神経外科専門医が診察し、必要に応じてCTやMRIなどの画像検査を行い、脳への影響を迅速に確認します。縫合が必要な傷や出血が止まらない場合も、落ち着いてご相談ください。
特に高齢者やお子さんに多く、高齢者では後から血がたまる慢性硬膜下血腫が生じることがあります。また転倒により全身にけがを伴う場合もあるため、全身の観察と適切な検査が重要です。お子さんの縫合では、傷跡への配慮と安全性を重視して対応しています。
顔は血管が豊富なため、小さな切り傷でも出血が多くなることがあります。また強くぶつけた場合は、見た目だけでなく脳への影響も考慮が必要です。当院では外傷の処置に加え、CT検査などで骨折や脳の異常の有無を迅速に確認し、適切な初期治療を行います。
傷口が開いている、圧迫しても出血が止まらない、異物が入り込んでいる場合は早急な受診が必要です。縫合や医療用テープで丁寧に処置し、傷跡が目立たないよう配慮します。時間が経つと縫合が難しくなるほか、異物が残ると外傷性刺青の原因になるため注意が必要です。
また、鼻のゆがみや視界の異常、しびれ、口が開きにくい・噛み合わせの違和感などがある場合は顔面骨骨折が疑われます。CT検査で正確に診断し、必要に応じて専門医療機関へ速やかにご紹介します。
頭や顔以外の全身のけがについても初期対応が可能です。「何科に行けばよいかわからない」場合でも、まずはご相談ください。傷の深さや状態を適切に判断し、縫合や洗浄、感染予防などの処置を行います。
切り傷(切創・裂傷)は洗浄と被覆材で対応し、深い場合は局所麻酔下で縫合します。すり傷(擦過傷)は異物が残ると感染や外傷性刺青の原因となるため、必要に応じて除去・洗浄を行います。動物や人に噛まれた傷(咬傷)は細菌感染のリスクが高いため、早期の洗浄と抗生物質による治療が重要です。
当院では救急科として初期診療を行い、骨折の有無はレントゲンやCTで確認可能です。
背骨(頸椎・胸椎・腰椎)を中心とした痛みは整形外科疾患だけでなく、神経の病気やリウマチ、尿管結石、偽痛風、帯状疱疹などさまざまな原因で起こります。中には心筋梗塞や大動脈解離、腫瘍など命に関わる病気が隠れている場合もあるため、急な痛みや長引く痛みで受診先に迷う際はご相談ください。
首の病気では、椎間板ヘルニアにより腕の痛みやしびれが出たり、頚椎症性脊髄症で手の使いにくさや歩行障害が生じることがあります。腰では、脊柱管狭窄症による歩行困難や、椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛、骨粗鬆症に伴う圧迫骨折などが代表的です。
内服薬や神経ブロック注射による痛みのコントロールを基本とし、姿勢指導やコルセットなど生活面のサポートも行います。改善が乏しい場合や麻痺が進行する場合は、連携する専門医療機関へ紹介し、手術を含めた適切な治療につなげます。
お腹が痛い原因は、胃腸炎のような一時的なものから、虫垂炎(盲腸)や胆石、血管の病気など手術が必要なケースまで様々です。当院では救急科として、「すぐに病院に行くべきか」「手術が必要か」を見極める初期診断(トリアージ)を行い、血液検査やCT検査で腹部の状態を迅速に評価します(内視鏡検査は行っていません)。
CT・レントゲン・血液検査による診断、胃腸炎や便秘症の投薬治療、緊急時の高度医療機関への迅速な紹介を行います。
内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)は行っていません。精査が必要な場合は専門の消化器内科をご案内します。
以下のような急な痛みは、強い炎症や重大な病気の可能性があるため、我慢せず受診してください。
虫垂炎、腸閉塞、憩室炎、胆石・胆嚢炎、尿管結石、腹部大動脈瘤などを短時間で確認できます。
胃腸炎や便秘などは、整腸剤や痛み止め、点滴などで対応し、自宅療養を指導します。
重症の虫垂炎や腸閉塞、内視鏡検査が必要な病気などは、連携医療機関へ速やかに紹介し、スムーズな治療につなげます。
手足や関節の痛みは、打撲・捻挫・骨折・炎症などが原因で起こります。腫れや変形、動かしにくさがある場合は、レントゲン検査での評価が必要です。
痛みが続く場合は整形外科やペインクリニックへご紹介します。放置すると回復が遅れることもあるため、早めの受診が大切です。
「胸が苦しい」「息が切れる」といった症状は、心筋梗塞や気胸など命に関わる病気から、逆流性食道炎やストレスによるものまで原因はさまざまです。「大きな病院に行くべきか」「何科を受診すべきか迷う」場合は、まず当院へご相談ください。緊急性の有無を見極める初期診断(トリアージ)を行います。
問診に加え、心電図・胸部レントゲン・CT・エコー・血液検査などで原因を評価します。緊急時は応急処置のうえ速やかに連携医療機関へ紹介し、軽症の場合は投薬や点滴で対応します。
以下の症状は一刻を争う可能性があります。ためらわずに救急車(119番)を呼んでください。
突然ドキドキする、少し動いただけで息が切れるといった症状は、心臓のリズムや全身状態の変化が影響していることがあります。一回の検査で不整脈をとらえられない場合も多いため、ホルター心電図と呼ばれる小さな検査計を装着したまま帰宅いただき、自宅で長時間の心電図検査を行うこともあります。当院で使用する機器は従来より小型で、シャワー入浴など日常生活への支障すくなく検査が行うことができます。また、ディスポーザブルタイプのため衛生的かつ、検査終了後は機器を郵送で返却いただけますので、返却の手間がありません。
心不全や心筋梗塞など重篤な疾患が疑われる場合はすぐに専門医療機関にご紹介します。
急に意識を失った、目の前が暗くなったといった症状は、脳や心臓、血圧の異常などが関係していることがあります。一時的に回復しても、原因の精査が必要な場合があります。倒れた状況や前兆、回復までの時間を把握しておくことが診断の助けになります。
高温多湿な環境での活動や、室内でも水分不足が続くと熱中症を起こすことがあります。めまい、頭痛、吐き気、倦怠感などが初期症状として現れます。高齢者や子どもは特に注意が必要です。
喉や鼻、耳、皮膚などに異物が入り、自分で取れない場合は無理に取り出そうとせず、医療機関を受診してください。無理な処置は、粘膜や皮膚を傷つけてしまうことがあります。異物の種類や入った状況をできるだけ詳しく伝えることが、安全な処置につながります。
急に尿が出にくい・出ない(尿閉)は、泌尿器のトラブルが原因で起こり、半日ほど排尿がない場合は強い下腹部の張りや痛みを伴うことがあります。特に男性では前立腺肥大が背景にあることが多く、飲酒や薬の影響で急に悪化することもあります。
また、高齢者では抗血小板薬の影響や原因不明の場合もありますが、まれに腫瘍が隠れていることもあるため注意が必要です。繰り返す場合は、尿検査やCT・MRIなどで詳しく調べ、必要に応じて専門医療機関へご案内します。
血圧の急な上昇や低下は、頭痛・めまい・ふらつき・気分不良などの症状として現れることがあります。普段から血圧を測定している方は、いつもとの違いを医師に伝えることが重要です。
収縮期血圧180mmHg以上、または拡張期血圧120mmHg以上を目安に、脳・心臓・腎臓などの臓器障害を伴う状態を指します。単なる高血圧とは異なり、早急な治療が必要です。
以下の症状を伴う場合は注意が必要です。
これらの症状とともに血圧の著しい上昇がみられる場合は、点滴薬などで慎重に血圧を下げる治療を行います。自己判断で急激に血圧を下げることは危険なため、速やかに受診してください。
降圧薬の内服や生活習慣の改善でも血圧が下がりにくい場合、病気が原因となる「二次性高血圧」が疑われます。疑われる場合は、採血・採尿、CT、腎動脈MRA、簡易SAS検査などで評価し、必要に応じて専門医療機関へご紹介します。
一見軽そうに見えるやけどや虫刺され、皮膚の腫れやかゆみも、症状が広がったり悪化したりすることがあります。自己判断が難しい場合は、早めに受診することで安心して対処できます。
救急科では、ケガや急な体調不良など、「どこに相談すればいいかわからない症状」にも幅広く対応しています。気になる症状がある場合は、我慢せず早めにご相談ください。
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